出張先で…北海道編1
24/09/04(水)12:26
出張先で…北海道編1
A君は7歳下の会社の後輩です
3年前に北海道支社へ転勤になりました
待遇が良くなったので栄転と言っていいのかな?
本人はあまり乗り気ではなかったですけれど・・・
所属部署が違う私たちは、同じプロジェクトメンバーとしてよく一緒に働いていました
いろいろ面倒を見ていたせいか転勤が決まった時には真っ先に私に教えてくれたのです
複雑な顔をしながら・・・
そうして、3年が経った今私が北海道へ出張に行くことになったのです
思い出すのはA君の言葉
『何かで北海道へ来ることがあったら絶対に連絡ください』
元気してるかな?どんな活躍ぶりかみてやろう
返信はすぐに来ました
『待っています!晩ご飯食べに行きましょう!おごります』
11月後半の札幌はこちらとは違い気温もかなり低く待ち合わせのススキノには小雪が舞っていました
「ルナ先輩、魚大丈夫ですか?」
「お魚?大好きよ~」
じゃぁ…とA君が連れて行ってくれたのはカウンターだけのお寿司屋さんでした
小さな店舗には似つかわしくないほどの水槽が置かれたくさんの魚介類が活き活きと泳いでいます
「何でもいいですか?」
「うん、お任せします」
「大将、今日のおすすめは何かな?」
大将は一瞬私をマジマジと見つめぺこりと会釈すると気安くA君と言葉を交わしながらおすすめのネタを握ってくれました
私たちは日本酒で乾杯し食べて飲んで笑いながら現在の近況を報告し合いました
他のお客さんの注文の合間をぬって大将が私たちの会話に入ってきました
「A君の先輩さんでしょ?」
「えっ?あ…はい!!」
キョトンとする私に大将はニヤリと微笑んで
「A君から、かねがねお噂は聞いてましたよ」
「大将~!やめてくださいよ」
慌てたようなA君の態度に大将は笑いながらまた別のお客の対応に場を離れていきます
「何?なに?私の噂ってなぁに?」
私もからかい半分で聞きます
「何でもないですからっ!気にしないでください」
A君がうつむきながら言います
仕事でいろいろお世話してあげたからなぁ褒めてくれたんかな?
いい気分で私たちはそのお寿司屋さんを後にしました
少し歩き路地裏に入ったところに明るいネオンに彩られたビルがありそこの5階にあるバーに今度は案内されました
出迎えてくれたバーのママが開口一番に言います
「あらAさん…まぁ…あらあら、もしかしてこちらあの方?」
「いや…ママ…あの…先輩だよ…会社の…」
「そうそう、Aさんの『憧れのマドンナ』さんでしょ?」
今度は、私が赤面する羽目になってしまいました
そんな・・・A君は照れたように頭をかいています
そ確かに彼は転勤前私に気があるような態度を垣間見せてはいました
けれど私は同僚としてしか見ていませんでしたし
『かわいい弟』くらいにしか思っていませんでした
それは、なぜか私の気持ちを甘酸っぱくしてくれます
一緒にあれこれやっていたのはもう3年も前の事なのにね
そんな感慨に耽りながらも私たちはワイングラスを重ねました
話しが尽きません気づけば23時近くになっています
「A君…もうこんな時間だよ!明日仕事でしょ?私も明日は…」
言いながら立ちあがろうとして私はよろめいてしまいました
A君に抱きとめられるように支えられ私は全身がカァーっと熱くなります
見た目のほっそりとしたシルエットからは想像の付かないガッチリとした体躯
筋肉質な腕
「ルナ先輩…大丈夫ですか?」
私はすっかり酔いが回ってしまったようです
立ちあがると天井がグラグラして見えます
「ホテル…どこですか?送ります」
「いいのよ…大丈夫だから」
言いながらも私は再びソファに座り込みます
気が付くと私はホテルの部屋でベッドに寝かされていました
『部屋まで送ったらすぐ帰る』と言った彼を呼び止めたのは
私だったのか?
彼の気が変わり自主的に残っていたのか?
気が付くと燃えるように熱い彼の唇の熱が私の首筋に降り注いでいました
見た目よりもずっしりとした彼の体重が私にのしかかっています
息苦しさなのか状況的なのぼせなのか燃えるように身体の中心部が熱くて・・・
♡続きは明日♡
るなもイチャイチャしたいよ♡
♡るな♡